レジャーではなく、追い求める釣りをしよう

日本ではコロナを機に一時釣りブームが巻き起こりましたが、そのブームも程なくして下火となり、今ではすっかり釣り人気はコロナ前に元通りとなりました。

レジャーとしてのポテンシャルを失った日本の釣り

一時のブームで釣りを始めた人達を何故業界は定着させる事ができなかったのか?理由は色々考察されますが、僕は単に『日本の岸釣りの難易度が高すぎるから』だと思っています。

あらゆるカテゴリーにおいて魚が釣れにくくなっている現代、未だ多くの自然が残るエリアは別としても、関東を中心とする都市部には初心者の方にも釣果を与え、十分に楽しませる事ができる豊かな釣り場は数える程度にしか残っていません。

特にルアーフィッシングにおいては、有名なプロアングラーですら1釣行あたり1匹の釣果を出すことは難しく、この現状を知らずして初心者の方が釣りを始めても、釣り場で楽しい思いをして趣味として定着させる事は至難の技と言えるでしょう。

釣りは成し遂げ、ガッツポーズをするものに

しかしそんな中でも、youtubeなどで事前に釣りを学び、『この魚が釣りたい!』と具体的に到達したいゴールを持った状態で釣りを始めるタイプの人は、釣りが趣味としてかなり定着しやすい傾向にあるなと感じています。

本来、釣りはピクニックやディズニーランドの様に、『1日で完結するレジャー』として位置付けられていますが。しかし釣り場自体が初心者を満足させるポテンシャルを失った今、各メーカーがどれだけ業界の宣伝に勤めても、『釣りはつまらない』『釣れない』という人を増やして行くだけだになるでしょう。

もう日本の多くの釣り場はレジャーフィールドとしてのポテンシャルを失いました。今、多くの釣り人が自然のフィールドを離れ、人工池に魚が放たれた『釣り堀』に流れているのも、その一つの根拠になるでしょう。

(釣り堀で開催される大会)だからこそ、

釣りはもう一過性の娯楽ではなく、スポーツの様に『苦労の末に定めた目標へとたどり着く』という成長ストーリーであると再定義していく必要があるのでは無いでしょうか。

『〇〇を釣ってみたい』と思った瞬間からそのストーリは始まり、YouTubeでそのターゲットについて学ぶ事も、釣具屋にルアーを買いに行くことも、全ては掲げた目標に近づくためのストーリーとなり、ボーズの経験は繰り返すほど求める一匹をキャッチした時の感動を大きくする布石となります。

(苦労の全ては感動の布石となる)

簡単に釣れないからこそ、最適なフィールドになる

はっきり言って海外は日本よりもはるかに御影が濃く、好きなルアーを適当に投げているだけで簡単に魚が釣れるフィールドがいくらでもあります。

その自然豊かな環境を羨ましく思う事は度々ありますが、目指すべきゴールがあまりにも呆気なく達成されても、やはり大きな感動はありません。

簡単に釣れないから苦戦を強いられ、苦戦を強いられるから釣れた時の感動も大きくなる。

(追い求めた1匹との出会い)

ボーズを繰り返しながら徐々に念願の1匹に近づいていく、そんな映画の主人公の様なドラマチックな釣りが日本のフィールドには似合っている。僕そんな釣りを広めたく、YouTubeでも発信活動をスタートしました。

追い求める釣りの世界へ

定めた1匹を追い求める釣りは多くの困難や苦労を伴います。しかし多くの釣り人が一度は経験する『歓喜による震え』は、常に苦労して辿り着いた1匹の魚が僕らに与えてくれるものです。

(苦労の末辿り着いた1匹は、小さくても一生忘れぬ1匹になる) 歓喜の震えなど釣りをしていない人からすれば漫画の世界の話と思うでしょう。そう、多くの人が漫画の世界だけだと思うほどの感動が、釣りの世界には存在するのです。

そんな感動にこれからも何度もたどり着ける様に、僕はいつも次なるターゲットに妄想を走らせ、見知らぬフィールドに足を彼らを追い続けます。