シーバスを5ft台のショートロッドスタイルで狙いたい

      2025/02/25


『日頃行っているルアー操作をショートロッドで行うだけで、動作の楽しさは倍増する。』

私は普段からそんな主張をしていますが、

最近は7ft以上が一般的とされる海や河川のシーバス釣りにおいても、5ft台のロッドでゲームを成り立たせようと試行錯誤しています(笑)

オカッパリでのショートロッドスタイルは無謀なのか

ボートでのシーバス釣りであれば、5ft台のロッドが使われることも珍しくありませんが、

遠投が前提となるショアからのシーバス釣りにおいては、5ft台のロッドを使用することなど“ゼロ”と言っても良いほど見かけることはありません(笑)

確かに、足場に高さがあったり、遠浅のエリアではロッドにある程度の長さがないと釣りにならないこともありますが、

実際に釣り場で実践してみると、足元からある程度水深のある運河や河口、港湾部であれば、5ft台のロッドでも釣りをすることは十分に可能であることがわかりました。

以下の動画は鱒レンジャー(4ft台)でシーバスを釣った時の動画です(笑)

この様な感じですね。


ショートロッドに持ち帰ることである程度遠くの魚を捨てたとしても、岸付近を回遊する魚に的を絞れば良い。確かに、それによって釣果を落とす事があるかもしれませんが、

ショートロッドを扱う楽しさは、それに十分勝るリターンだと私は思います。

ショートロッド+ぶっ飛びルアーで弱点克服

飛距離に関しても、ペンシルベイトやバイブレーション、もしくは重量のあるハードベイトを使えば、5ftロッドでも35〜50mくらいまでは飛距離を伸ばすことができるので、

慣れてくれば特に不自由は感じません。

私の場合、ソルトでも見た目のカッコ良いバスルアーを使いたいので、実際の釣り場では

オリジナルザラスプーク(16g)
アマゾンスプーク(25g)
ディープx200(15g)
エリー115tw(17g)

などを使っています。

これくらいの重量のルアーでも十分にシーバス釣りを楽しむことができますが、シーバス専用ルアーを使えばさらに遠くの魚を射程圏内に収めることができます。

もちろん、それらのルアーを8ftロッドでぶっ飛ばせばもっと先の魚を狙うことができますが、

飛距離というのは上を目指せばキリがありません。重要なのはターゲットを狙う上で必要十分であるかどうか、そういった意味では5ft台のロッドでも十分だと私は思います。

ショートロッドの方が明らかに有利になる時

また、おかっぱりのシーバス釣りにおいても、『明らかにショートロッドの方が有利』と言えるシーンが沢山あることがわかってきました。

釣り場では自分のすぐ後ろに壁があったり、ブッシュがあったりと

“思いっきりテイクバックを取れない場所”

が沢山存在します。

そんな場所でも5ft台のロッドであれば、思いっきりロッドを振り回せたり、テイクバックが全く取れない場所であっても、

フリップキャストを使った遠投も繰り出すことができます。

(フリップキャストによる遠投)

フリップキャストとスパイラルキャストは、完全に自分よりも前方で全ての動作が完結するキャストです。ショートロッドの方が圧倒的にやりやすいこれらのキャストを多用することで、

一般的なシーバスロッドを持ったアングラーは竿の振り幅が確保できず、そもそも釣りをしないポイントでも、ショートロッドであれば釣りをする事ができます。

ほとんど手付かずのポイントへルアーを投げ入れることができる事がある。

実際にショートロッドを使って釣りをしていて、『ここはショートロッドでなければ釣りができない』という場所が、私の近隣エリアでもいくつも存在していました。

スパイラルキャスト、フリップキャストなどのバックハンド系キャストの遠投を訓練することで、このメリットを最大化する事ができる様になります。

この利点に気がついて以来、私はバックハンド系キャストの遠投も訓練する様になりました。

シーバスはショートロッドが生み出すハイピッチアクションを見た事がない

ショートロッドでシーバス釣りを行うもう一つの利点は、

ショートロッドが生み出す独特のルアーアクションを、ほとんどのシーバスは目にした事がないだろう。

という点です。

ショートロッドで操作するペンシルベイトやジャークベイトの高速アクションは、7ftを超えるロッドでは再現することは極めて難しく、スローな釣りが主流となった近年のシーバス釣りでは、特に好反応を示す個体も多い様に感じます。

以前、5ft台のロッドが生み出す高速ジャークを7ft台のロッドで再現できないかと試みた事がありましたが、

やはり5ft台のそれを真似ることは私には不可能でした。

(5ftだからこそ出来る高速アクション)

シーバスに限らず、私はルアーをよく知るスレた魚には、『これまで見た事がないルアーやアクションが高い効果を示す』と経験上感じています。

そういった観点からも、シーバス釣りにショートロッドを用いる利点は『確実にある』と言えると思います。

5ftの竿を持ってシーバス釣りに出かけよう

こんな感じで、今回は『5ft台の超ショートロッドでも十分に岸からのシーバス釣りができる』ということに付いて書いてみました。

バスフィッシングと比べ、シーバス釣りでは多くのアングラーが長めの竿を使う傾向にありますが、

釣果の最大化を少しだけ妥協し、動作の楽しさに目を向ける事ができれば、

ショートロッドシーバスゲームという、最高に楽しいゲームフィッシングを釣りライフの選択肢に追加する事ができます。

数を釣る事に飽き始めたシーバスアングラーの皆さん、ここらで5ft台のショートロッドを手に取り、シーバス釣りに出掛けてみてはいかがでしょうか?


Rio 土肥


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