ラトリンログのをインプレするつもりが、大改造になった。
最近は、いろいろなジャークベイトを購入して動きをチェックする日々を送っていますが、
とても今更ながらではあるものの、先週ジャークベイトのド定番でもある、スミスウィックのラトリンログを購入しました。
ログの存在は知ってはいたものの、様々な方から『飛ばない』との声を聞いていたため購入を先送りにしていました。
ですがこれだけ長期にわたって支持される名作、今季は使った事のないルアーにも積極的に手を出そうと決めていたのもあり、シーズンが幕を開ける前のこのタイミングで購入。
さっそくアクションチェックを行いに川に繰り出したのですが、やはりこのログ、評判通りかなり飛距離に問題があります(笑)
また、私のあまり好きではない『ラトル』が搭載されているのもあり、今回はこのラトルの抜き出しと、飛距離の改善を目的とした簡単な改造を施す事にしました。
とはいうものの、評判通りやはりそのジャークアクションは素晴らしく、いかにこのアクションを殺さずに目的を達成するか?
改造の腕の見せ所です。
本来、ルアー内部のラトルは、重心移動の役割を担ったり、アクションを生み出す事に関わりを持っていたりするため、ラトルを抜いてしまう事ルアー本来の性能が損なわれることが多くありますが、。
ログのラトルは、その音から察するに、鉛やタングステンといった重い素材ではなく、単なるプラスチック玉のような非常に軽い素材でできている様です。
なので、ログの場合はラトルはルアーのアクションや飛距離にはほぼか関わりを持っていないと思われます。
ということで、早速ログのボディに穴をあけラトルを取り出してみることに。
(ドリルで穴を開ける)
やはり、中にはプラスチックのビーズのようなものが入っていました。
(取り出したラトル)
これでサイレント仕様のログが完成したので、
次に、もう一つの不満点である飛距離の改善に着手します。
ルアーの飛距離を最も簡単に伸ばす方法は、単純にルアーにウエイトを追加して重量アップを図ることですが、
このジャークベイトはアクションの動き出しが命。
鉛テープなどでウエイトアップをすれば飛距離は伸びるものの、ログ本来の持ち味である軽快な動き出しが失われてしまいます。
そこで、今回はルアーのリップの面積を小さくすることで、飛行時の空気抵抗を減らすというアプローチを試みました。
実はルアーの飛行時には、搭載されたリップが相当な空気抵抗を生み出しており、このリップを削ってサイズを小さくするだけで、飛距離がかなり伸びることがあります。
リップを小さくすることで、「ただ巻き」のアクションには結構影響が出流ものですが、私はログをただ巻きで使う予定は今の所無いので、
構わずにカット。
リップを削る部分にマジックで印をつけ、ルーターで削り出します。
上の画像では削ったリップの変化がごくわずかに見えますが、この程度でもルアーの飛びやアクションには大きな変化が出ます。
後に川へ出てキャストしてみたところ、約2mほど?着水点を伸ばすことができました。
(川に行ってきました)
あまりにルアーの形状を変えすぎると、もはや別のルアーになってしまうので、今回の改造はこれくらいにしておきます(笑)
【完成した改造ログ】
画像ではフックを1つ外して2フック仕様にしていますが、これはジャーク時の幅を少し広げるためです。
2フックでも細身のボディを持つログなら、十分なフッキング率を確保できるはず。
というわけで今回はこの仕様で確定!
ログは本来、バスフィッシングで使われることが最も一般的ですが、その短い飛距離は私のホームである相模川との相性があまり良くないので、
私はログをシーバス釣りに使っていこうと考えています。
近年のシーバス釣りでは、リールをほとんど巻かない「ドリフトの釣り」が主流になっていますが、私は動きの少ない釣りが苦手なので、
このログを使ってガンガンルアーを動かし、シーバスを狙っていきたいですね。
あと数週間もすれば気温が徐々に上がり始め、さまざまなターゲットが活発に動き始めます。
春はもうすぐそこ。
シーズン開幕に向け、新しいルアーのチューニングを楽しむ。そんな最近を過ごしています。
ではまた!

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