ソルトでも5ft台のショートロッドでルアーを楽しみたい
最近は5ft程度のショートロッドの楽しさを、オカッパリのシーバスフィッシングに持ち込めないだろうか?と、長い竿を使う事が一般的なシーバス釣りに5ft台のショートロッドを用いて挑んでいます(笑)
使っているロッドは、短い順に
・モレーナ53
・ストライド544
・ナマゾンモバイリーC584MH
となりますが、
こんな挑戦をしている理由は、ルアーを操作しやすいロッドをで釣りをすることで、釣りの動作はグンと楽しくなるからです。
(抜擢されたショートロッド)
ルアー操作の楽しさをそのままに、シーバス釣りを上達したい。そんな理由から、私は近年不人気の加速が止まらない(笑)“ショートロッド”を多用してシーバスフィッシングに挑んでいます。
ショートロッドの時代は終わったのか
私の中では、おおよそ6ft以下のロッドを“ショートロッド“と定義していますが、この様な短いロッドは
・高い足場に向かない
・飛距離が出にくい
・岸際の障害物を交わし難い
など、特にオカッパリのルアーフィッシングにおいてはミスマッチである事が多く、ほとんどの釣りを岸から行う私も、『ショートロッドじゃ無い方が釣果は伸びるだろうな』と感じるシーンが少なくありません(笑)
ですが、
・ワンハンドの様々なキャストができる
・ルアーの操作が楽しい、やり易い
・疲れない
といった様に、短いレングスのハンデを全て無視できるほどの楽しさが、ショートロッドを用いた釣りにはあります。
この楽しさをそのまま、何とかこのショートロッドスタイルをシーバス釣りにねじ込みたい。
それが、淡水の釣りがオフとなる今季の冬の私の挑戦になるわけですが、試行錯誤を重ねることで、工夫次第ではショートロッドシーバスは十分に成立させる事ができる釣りだという事がわかってきました。
今回は、そんなショートロッドを用いたシーバスフィッシングについて、現在の段階まででわかってきた事柄を解説しようと思います。
最大のミスマッチは“飛距離“である
まず、ソルトのフィールドは川や池と比較しても圧倒的に水辺の面積が広い事が多いため、遠投に不利なショートロッドはこの点において既にミスマッチがあるといえます。
ですが、実際の釣り場では30〜40mの飛距離を出す事ができるなら、特に大きなハンデを感じずに釣りが出来るポイントは多く、使用ルアーを多少飛びの良いものに限定すれば十分にゲームは成立します。
もし、ショートロッドではなく50〜70mくらいの飛距離が出せるタックルを使用できるのなら、当然アプローチできる魚の数は多くなりますが、それは投げ竿であったり、ボートであったり、上を見ればキリが無いわけなので、
魚を釣るために必要な飛距離を確保できているのか?という本質を満たす事ができているなら、使用タックルとしては十分です。
私が使用している5ft台のショートロッドでも、15g以上の重量があり、ある程度飛びの良い形状をしたルアーであれば、十分に釣りを楽しむ事ができる事がわかりました。
まだ釣果は出て無いですが(笑)
このような条件で私が抜擢した主なルアーは、
ザラスプークを筆頭としたペンシルベイト。
エリー15TWなどのフルサイズジャークベイト。
TN60やTDバイブレーションといったバイブレーション系のルアーです。
これらのルアーであれば、5ft台のロッドでも十分な飛距離を出す事ができます。
(ショートロッドシーバスに抜擢したルアー達)
ショートロッドの利点
それでは、今度はソルトルアーゲームでショートロッドを使うメリットについて話していきたいのですが、
まず、先にも解説した通り、ショートロッドでの釣りには
・ワンハンドの様々なキャストができる
・ルアーの操作が楽しい、やり易い
・疲れない
といった釣りの動作自体を楽しくし、釣り人側の娯楽性を高めるメリットがありますが、実際に『釣果を上げる』という意味において、何かメリットが存在するのかといえば、
あります。
それは、
5ft台のショートロッドが生み出す丁寧かつハイピッチのジャークを、通常のシーバス釣り使用される7ft超えのロッドでは絶対に再現出来ないという点です。
ショートロッドでのルアーフィッシングを行っている人なら『その通り!』と共感してくれる人も多いのではと思いますが、ショートロッドがジャークベイトや、ペンシルベイトの操作時に生み出すハイピッチで丁寧なジャークアクションは、
ショートロッドでしか生み出すことはできません。
つまり、
5ft台のショートロッドが使われる事がほぼ皆無であるオカッパリのシーバスフィッシングにおいて、
そこにいる魚達が限りなく見た事が無いであろう動きをするルアーを提供できるという事になります。
特に、私が日頃釣りをする神奈川県内のシーバス達は、日々ひしめき合うアングラー達にルアーを見せられ続けているので、
ただ巻きやドリフトが主流となった近年では、逆にジャークへの反応がかなり良い様に感じます。
そのため、関東の激戦区であり、特に魚を騙す事が困難なデイゲームなどでは、ショートロッド特有のハイピッチジャークにこそ好反応を示す魚が沢山いる。
私はそう考えています。
これが、現段階で私が感じる、シーバスフィッシングでショートロッドを使う最大の利点です。
この釣りを試し始めてまだ長くは無いので、現段階ではあくまで予想の範囲にとどまりますが、私はこれまで見えているシーバスに口を使わせることが出来たのは、エリーやベントミノーなどの細身のルアーを用いたジャークアクションばかりだったのもあり、
ジャークアクションの操作性が抜群であるショートロッドには、一般的に用いられている手法では取れない魚に口を使わせる力が必ずあるはずだと信じています。
まだまだ発展途上
とはいうものの、このショートロッドのシーバスゲームに関してはまだ研究を始めたばかり、まだまだ発展途上です。
ただ、現段階で既に一つ言えるのは、
私は障害物が混在するポイントでの釣りが好きだったのもあり、どちらかといえばソルトよりも淡水でのゲームの方が好きだったのですが、
今、淡水の釣りに並ぶ様な面白さを、ショートロッドのシーバスゲームに感じています。
特に、シーバスのトップウォーターゲームは、日本の淡水では決して体感できないような衝撃的なバイトを体感することができるので、そういった意味ではとてつも無い娯楽性を生む可能性を秘めていると思います。
ショートロッドを用いたオカッパリシーバスゲーム、これからどんな発見がありどんな形に変化していくのか、研究を重ねていきますので、
続報をお楽しみに!

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