アンバサダー4500c(ブルーグレー)を最強にするカスタム

      2025/02/25


今回はこちらのリールについて。

アンバサダー4500cのブルーグレーモデルです。数ある4000番台の中で近年最も人気がなく、中古市場での価格が安いものとなるわけですが、

恐らくこのモデルの人気が低いのは社外製のシャロースプールが出ていないためでしょう。近年のアンバサダー人気の立役者はアベイルから出ている様々なモデルに適応した軽量スプールです。このスプールがあるからこそ、私達は原稿リールと遜色なくこのアンバサダーリールを使う事ができます。

現在アンバサダーのノーマルスプールを使用した釣りは、主に遠投カゴ釣りか太糸を巻くナマズ釣りに絞られ流ため、軽量スプールを搭載できない4500cブルーグレーモデルは適合できる釣りがかなり限られてしまうのです。

私も、この素晴らしい見た目から即バイトでこのモデルを購入したものの、所有するアンバサダーが増えて行くにつれ、徐々に使用頻度が少なくなっていきました。

軽量スプールの搭載法を編み出した!

このままではせっかく買ったこのモデルがただの飾りになってしまうので、何とか市販の軽量スプールを搭載できないものか?と色々試行錯誤してみたのですが、簡単な加工をするだけでアベイルの軽量スプールを搭載できる様になりました。

搭載しているのはこちらのスプールこちらのスプールで、ウルトラキャストモデルの軽量スプールです。

こちらのスプール、本来であればシャフトがスプールから切り離されたウルトラキャストモデルにしか利用できないのですが、簡単な加工を施しウルトラキャスト化してしまうことで、装着できる様になりました。

その加工の方法なんですが、両サイドのカップについているスプールベアリングを搭載する穴、この穴にはベアリングを止めるための凹凸があるのですが、この凹凸をヤスリで平らにするだけです。

この凹凸を削ってしまえば、スプールシャフトを支えるキャスこンブッシュをはめ込むことができる様になるので、あとはオークションなどでブッシュを落札し、はめ込めば完成です。

ただ、ウルトラキャストモデルのブッシュ単体で出品されていることは少なく、場合によっては手にはいならにこともあります。そのため私の場合はAmazonでベアアリング付きのキャスコンブッシュベアアリング付きのキャスコンブッシュを購入しました。

おまけのカスタム

両サイドのカップを削ってブッシュが入る様になれば、とりあえずウルトラキャストモデル化は完了です。あとはスプールを装着するだけなのですが、このままではピニオンギアとスプールシャフトの間に少しだけ隙間が出てきます。

これは元のスプールシャフトの方がウルトラキャスト用のシャフトよりも少しだけ太いため、その分ピニオンギアの穴が大きくなっている事が原因となります。

この隙間があっても問題なくギアは噛み合うのですが、より完璧なギア噛みを求める場合は内径3mm、厚さ0.4mmのステンレス製のパイプを挟んで隙間を埋めることも可能です。

(ピニオンギアに差し込込んで隙間を埋める)
アンバサダーはかなり個体差もあるリールなので、より完璧を求めるのであったり、場合によってはギアの噛み合わせが良くない個体などあればこの金属パイプを挟み込むカスタムをお勧めします。

最高の見た目に、最高の性能が加わる

今回のカスタムに必要なアイテムをまとめておきます。4500cブルーグレーのカスタムに挑戦したい方は是非参考にしてください。

・適合シャロースプールhttps://amzn.to/3C9ke6N
・キャスコンブッシュhttps://amzn.to/4jkDT4a

ここからはカスタム済みのアンバサダー4500cを使い込んだ、使い込みインプレッションです。

この機種に限らず、アベイル製の軽量スプールを搭載したアンバサダーは全てかなり軽量なルアーを気持ちよく扱うことができる様になるのですが、4500cのワイドスプールモデルである5000番代との1番の違いは、

スプール幅が狭いためその分スプール重量も軽量となり、

5000番台よりもさらに軽いルアーへの適応能力が高くなる。

と言う点です。

糸巻き量が少ないため、重量級ルアーの遠投にはやはり5000番台に部がありますが、スプールが小型な分軽量ルアーでも軽い力で勢い良く飛ばすことができます。

私としては、渓流ベイトフィネスの主流である2500cと、最も一般的なサイズである5000番台との中間的なリールであり、

5〜15gのルアーをショートロッドで扱う釣りに最適なモデルだと思います。

具体的な釣りとして私が行なっているのは、

・ショートロッドでのナマズ釣り
・小型ミノーを用いたシーバス釣り
・スプーンでのウグイ釣り
・野池でのバス釣り

などです。

以下の動画はまだ私が4500cのカスタムにトライしていない頃の動画であるため、5000番台を使用していますが、この動画で行なっている様な釣りにはカスタムを施した4500cは最適です。

動画の様にショートロッドで短〜中距離のキャストを繰り返す釣りに適したアンバサダーを作るために、私は4500cで今回のカスタムを行いました。

専用のカスタムパーツが出ていないために冷遇されるブルーグレーモデルですが、元々の見た目はアンバサダーシリーズの中でもかなり上位に食い込めるほど美しいデザインだと思います。

見た目ありきで性能が低い。そんな評価から観賞用にしている方も多い今回のモデルですが、今回紹介したカスタムを施すことで、一気に一軍タックルに躍り出るなんて事もあるのではないでしょうか?

申し分ない見た目に実用性ま加わったのなら、使いたくならないはずが無いですからね(笑)


Rio 土肥


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