メバルやメジナなど、中層系の魚を針とオモリだけで釣る方法。
2022/12/23
現在神奈川県某所にて、ウナギ釣りをしながらブログを更新しています。
ウナギの釣りは、仕掛けを投げ込んだら後は鈴をつけて待つだけなので、パソコンでの作業を行いながら釣りができるという、なんとも生産性の高い釣りです(笑)
アタリが沢山→いっぱい釣れる
アタリが少ない→仕事が進む(笑)
ブログのネタがたまっている時なんかは、ウナギ釣りに来たりしています。今回はウナギ釣りをしながら、メバルやメジナなど、中層系の魚を針とオモリだけで釣る方法について書いていこうと思います。
一般的にはウキ釣りで狙うと考えられているメジナやメバルと言った中層系の魚達、このタイプのターゲットも、針とオモリだけの仕掛けで十分狙う事ができます。(私は高価なウキとかは使い方を知らない、、、)
今回紹介する釣りはそんな方法、メバル、メジナ、クロダイ、スズキ、海タナゴなど、神奈川県内でも様々な魚を狙う事ができる釣法です。
メバルやメジナ、中層系の魚は浮遊しているものより”落ちていくモノ”に好反応を示す。
メバルやメジナなどの中層系の魚は、フワフワと浮遊している餌よりも、ゆっくりと落ちていく餌に対しいてより良く反応します。
魚を飼育すればわかるのですが、魚は基本的に腐敗した餌は食いません。フワフワと浮遊している餌は、一体どれくらいの時間そこにあったのか推測する事はできませんが、落ちていく餌は、今まさになんらかの動きがあった可能性が高い。つまり、浮遊しているモノよりは‘‘生き物’’である可能性、そして鮮度の高い可能性が高いわけです。
今回紹介するのは、この落ちるものに好反応するといった中層系の魚の特性を利用し、仕掛けをゆっくりと落とすフォーリングの釣りです。
この記事を書くために、先週中層系の魚を釣りに横浜港まで行ってきました(笑)その時の釣果が以下の写真です。
(横浜エリアにて、約2時間の釣行)
写真の魚達は、全て今回紹介する方法で釣り上げています。
フォーリングの釣りと言っても、単に餌が落ちていく様を見せれば良い訳ではありません。魚の興味を引くには、落ちていく速度も非常に重要です。
重いオモリをつけて”ストン”と落ちれば、魚達は『非常に質量の高い石の様なモノである』と判断するのか、アタリの数は減っていきます。
餌の落ちていく様には、『まるで生き物である』そんな気配が存分に漂っている必要があります。
実際の生き物が落ちていく様に、ゆっくりと落とすには?
餌を生き物が落ちていく様に、ゆっくりと落とす。その方法の一つに『オモリを軽くする』というモノがあります。針の上30センチ辺りの場所に、小さなガン玉を一つ打つというシンプルな仕掛けです。
これは、以前の記事でも紹介した、メバルを狙うスプリットイソメ釣法と全く同じ仕掛けです。この仕掛けを狙ったポイントに打ち込み、ゆっくりと落としていきます。
この釣りは、着底までが7割と言っても過言ではないほどフォール中にアタリが集中します。なので、できるだけ時間をかけてゆっくりと仕掛けを落としてください。
風さえ無ければ、オモリを付けず針の重さだけでフォールさせても良いのですが、実際針と餌だけでは遠くに飛ばすこともできません。やはり、少なくてもガン玉一つくらいはつけておいた方が無難でしょう。
ある程度オモリをしっかりつけて、それでもスローに落としていく。
今回はそんなテクニックをいくつか紹介します。フォールを遅くするには、オモリを軽くする以外にもいくつか手段があるのです。
フォールを遅くする手段1:餌を大きくつける
フォールで食わせる釣りをする場合、少しでも餌自身にゆっくりと落ちてもらうために、アオイソメを一匹丸ごとちょん掛けにします。餌を大きくつけることで水の抵抗を受けやすくなり、ゆっくりと時間をかけて落ちていく様になります。
また、『食わせ』という意味でも、フォールの釣りにおいて、アオイソメの一匹掛けは高い効果を発揮します。
スプリットイソメの様に、積極的に餌を動かしていく釣りをする場合、アオイソメが長すぎると魚が餌をくわえた際、魚とこちらが餌の引っ張り合いになり、胴体から切れてしまう事があります。
しかし、今回の様にほとんどリールを巻かない誘い方をする場合には、魚と引っ張り合いになるリスクが少ないため、魚はしっかりと餌を全て食べてくれます。(数秒の時間はかかるが)
また、単に落ちていくだけでアクションを一切つけないこの釣法は、フォール中餌自身にアピールする力が求められます。こういった意味でも、動きの良い一匹掛けは非常に効果的です。
フォールも遅くなる。食いも良くなる。フォーリングの釣りを行う際は、是非アオイソメをまるごと使ってみてください。
フォールを遅くする手段2:道糸を太くする
次の方法です。この方法も、大きな餌をつける場合と発想は同じです。糸の表面積を大きくすることによって、道糸がウキの役割を果たし、仕掛けをゆっくりと落とす事が可能となります。
投げたら糸を張り、糸の抵抗を最大限に活かしながらゆっくりとカーブフォールさせてください。道糸の太さでどれほど落ち方が変わるのか?そのスピードの違いに驚かれると思います。
もちろん、ハリスは仕掛けが見え見えになるので、太くするのはNGです(笑)太くするのはあくまで道糸だけ!
あとは現場で試すだけ。目指せ10匹超え!
今回は、針とオモリだけで中層系の魚を釣る方法に加え、仕掛けをゆっくりと落とすアイデア2つを紹介しました。
この釣法は、様々な魚が狙えるのもあり、五目釣りで尚且つ10匹釣りも十分に狙える釣法です。
是非釣り場でお試しあれ!
釣行時に使用している仕掛けや釣り方に関しては、当サイト内にある『魚種別釣れる構造』に記載しています。一読するだけで後の釣果にかなりの違いが出てくると思いますので、興味のある方は目を通していただければと思います。
魚種別釣れる構造→https://kishitsuri.com/1515-2/