釣果への固執を手放せば、本当の釣りの楽しさが見えてくる。

釣りが上手くなる。釣りを楽しむ。どっちを優先するかでやるべき事は異なる。

   

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休日ひたすら釣りに出かければ、釣りは上達するのでしょうか?

私は『NO』だと思っています。

もちろん、最近釣りを始めた初心者の方は、釣りに出かければ出かけるだけ釣り技術は向上するでしょう。 しかし、釣りを始めて数年以上たった中級以上の釣り人なら、単に釣りに出かけるだけではそのスキルを大きく伸ばす事はできません。

私の場合、単に釣りを楽しむ時と、自分の進歩を目的として行う釣りとでは、明確な違いが存在します。日頃からただ単に釣りを楽しむのではなく、『楽しい釣り』の中でどれだけ自分を成長させる事ができるのか。常に意識して釣り場に立つようにしています。

そして、今日はただ釣りを楽しみに行くのか?スキルの向上を目的に釣りに行くのか?ではフィッシングスタイルが全く異なるのです。

上手くなる釣りとは何か?

私の中で『釣りが上手くなる』というのは大きく分けて3つの要素が重要であると考えており、それらの関係性を表した式、入れ食い方程式というものを定義しています。

<入れ食い方程式>IG=F×P×T/2
入れ食い度(IG)=魚を知る(F)×場所を知る(P)×道具を扱う技術/2(T/2)

 
この入れ食い度(IG)が高くなるほど、狙ったターゲットを数多く釣り上げる確率が高くなるという理解です。道具を扱う技術(T)に(1/2)が掛かっているのは、FとPに比べて道具を扱う技術は重要度が少し劣るだろうと、効果を半分、つまり2/1としています。

私の中では、この式の中でも最も低い項をあげるために行う釣りを、『上手くなる釣り』としています。 つまり、

毎回10匹以上釣れる釣り完全に釣り方を熟知したターゲット×行き慣れたポイント×いつも通りの釣り方

このような‘‘解りきった釣り’’を展開するのではなく、

釣れるかわからない完全に釣り方を熟知したターゲット×未知のポイント×いつも通りの釣り方(で試す)

と言った具合に、『まだ試したことがない』要素が含まれている釣りを行うことです。 私も釣り人なので、やはり『絶対釣れるあの場所』で、成果の見える釣りをしたくなるものです。しかし、いつも成果の解りきっている釣りばかりをしていては、新しい可能性に目を瞑る事にもなってしまいます。

なので、日々の釣りを楽しみながらも、常に経験の無い未知のポイントや、試した事の無い釣法魚に積極的にトライするよう勤めています。

いつもこのブログで使う写真は、比較的好釣果のものばかりですが、その後ろには何倍ものボウズを繰り返す『開拓の釣り』があるのです。そういった地道な活動を続けていく事で、少しつづ沢山釣れる魚、場所を増やしていく。

今日は誰も知らぬウナギの穴場を目指し、グーグルマップを見ながら神奈川住を探索ました(笑)釣果はナマズ2匹とウナギ3匹。
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釣行時に使用している仕掛けや釣り方に関しては、当サイト内にある『魚種別釣れる構造』に記載しています。一読するだけで後の釣果にかなりの違いが出てくると思いますので、興味のある方は目を通していただければと思います。

魚種別釣れる構造→https://kishitsuri.com/1515-2/



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