相模川のバスをハードルアーで釣るコツ【相模川バス釣り】

      2025/02/05


私はルアー、餌、海、川と様々な釣りをする中で、相模川のブラックバスとは現時点で20年以上の付き合いがありますが、

今も昔も、相模川のバスはその他の釣り物と比べて圧倒的に難易度が高いと思います。おそらく神奈川県内では最高難易度のターゲット、それが相模川のブラックバスです。

単に釣るだけでも難しい相模川のバスですが、例えばその釣法がハードルアー縛りとなるならば、その難易度はさらに上がります。

今回は、そんな相模川バスをハードルアーでコンスタントに釣るために、その確率を少しでも上げることができる様な“コツ“について、私のわかる限りの範囲で可能な限り詳しく書いていきます。

✔️激戦区ではラージよりもスモールの方がハードルアーで釣りやすい

まず、相模川に限らず激戦区河川でのバス釣りであれば、(生息していれば)スモールマウスバスを狙うのが得策です。

スモールはラージに比べ回遊性が高く、同じポイントでも頻繁に魚の入れ替わりがあるため、釣り人がアプローチしていないエリアから入って来る個体、つまりスレ度の低い個体が入ってくる可能性も高くなります。

アングラーズ等のSNSをチェックしてみれば、激戦区で釣り上げられたバス達はスモールよりもラージの方が口周りに傷を持つ個体が圧倒的に多いことに気が付きます。

これは、ラージはスモールに比べその場に居着く傾向が強いため、同じ魚が何回も釣り上げられているためです。

もちろん、激戦区になればスレていない個体なんてものは存在しませんが、それぞれの『スレ度』はやはり個体によってバラつきがあります。そのスレ度に関して、回遊性の高いスモールはラージよりも低くなる傾向があるのです。

ちなみに、この『回遊性の高い魚の方が簡単に騙せる』というのは、バスに限らずどのターゲットであっても適応される不変性の高い傾向だと思います。

✔️相模川はルアーをしっかり見せたら100%見切られる

また、相模川でのハードルアー攻略で私が重要視しているのは、

相模川ではバスにハードルアーをしっかり見せたら終わり。ということです。

先ほども述べたように、いくらスレ度の低い固体を見つける事ができたとしても、相模川レベルの激戦区であれば、ルアーに対して何の疑いもなくチェイスしてくる個体は皆無です。

程度の差はあれど、ルアーに興味を持った全ての個体が『ルアーではないのか?』という疑いを持ってチェイスをしてきます。だとするなら、当然ハードルアーという“いかにもルアーらしい物体”を鮮明に見せてしまえば、やはりバスは確実に見切ってきます。

そのため、相模川では、

 

ルアーを鮮明に見えなくさせる工夫が重要です。

 

その工夫の一つとして、例えば“速巻き”も例として挙げる事ができます。

実例としても、YouTube等で相模川のバス釣り動画を確認してみれば、ハードルアーでの釣果のほとんどが小型ルアーの『速巻き』によってもたらされている事に気が付きます。何気ない要素に見えますが、これは非常に重要項目です。

リアルな造形をしているワームであれば、バスにゆっくりルアーを観察されても騙し切る事ができますが、金属パーツがじゃらじゃらと付いているハードルアーで同じことをしても、バスに口を使わせるのは非常に困難です。

頭の良いバスに対しては、とにかく

 

見せない、考えさせない。

 

私はとにかくこの要素を徹底して意識する様にしています。

✔️鮮明に見せない、考えさせない

早いアクション以外にも、『見せない、考えさせない』という2つの要素を達成する手段はいくつか考える事ができます。

例えば、私が相模川で釣り上げたバスの多くは

昼+早まき(見えにくい)
・夜(見えにくい)+遅巻き
・濁り(見えにくい)+普通巻き
・水面(見えにくい)早巻き(見えにくい)+クリアウォーター
・小型ルアー(見えにくい)早まき(見えにくい)

といった感じで様々な状況がありますが、重要なのは、必ず魚の視界と判断を阻害できる状況下で釣果が上がっているという事です。

この部分に焦点を当ててみれば、例えば相模川界隈で最強ハードルアーと言われているレッドペッパーJrは、小魚のシルエットに非常に近い姿をしているだけでなく、

・小さい
・細い
・トップウォーター
・フラッシング
・高速トゥイッチが基本(にもかかわらずルアーの移動は遅いため食いやすい)

と言った様に、魚からルアーの姿が鮮明に見えにくいという要素を多く備えている事がわかります。

この様に、手段は無数に考えられるものの、激戦区のバスにハードルアーを食わせるためには、とにかく何らかの形で魚にルアーを鮮明に見せない状況を作り出す事が重要であり、

そのパターンをいくつ思いつく事ができるのか?がとても楽しい部分だとも思います。

 

✔️軽視されがちなルアーサイズ

さらに、

今解説したルアーを鮮明に見せない工夫と同列に私が重要視しているのは、

 

ルアーサイズです。

 

私は現在、年間100回以上相模川へスモールマウスバスを狙いに出かけますが、使用するハードルアーが小型プラグであるか、そうでないかによって釣果にはかなりの差が出ています。

これは、スモールマウスがラージよりも口が小さく、捕食しているベイトフィッシュのサイズが小さいことが原因でしょう。

私は、時折釣り上げたバスを持ち帰り調理するのですが、12センチを超えるようなベイトフィッシュが胃袋から出てきたことはまだ一度もありません。

もちろん、あくまで食性もバイトを誘発する一要素に過ぎないため、大型ルアーでもバイトを得ることは可能ではありますが、

 

『確率』に焦点を置けば確実に小型ルアーの方が有利になります。

 

ただ、『大きいルアーではほぼ釣れない』というわけではなく、割合で言うと小型ルアーの3分の1くらいの釣果数は大きなルアーでも出ています。

ここで言う大きなルアーというのは、ビッグベイトレベルではなく、あくまで神奈川県レベルでの話なので、細身のルアーならば11cm以上、クランクやバイブレーション系であれば7cm以上といった感じです。

ルアーサイズは人それぞれ好みがありますが、『とにかくまず釣果を上げたい』と言うのであれば、この基準以下でルアーを選択するのが最も近道だと思います。

 

✔️バスが多い場所ではなく、餌を探しているバスが多い場所へ

次はポイントについての解説です。結論から言うと、ハードルアーでバスを狙う場合、バスの個体数が多い場所ではなく、

 

“餌を探しているバスが多い場所”を選択することを私は心がけています。

 

リアルな容姿を持つワームを使用するのであれば、バスが休んでいようが寝ていようが、無理やり口を使わせる事もしやすくなりますが、

先ほども述べたように、目の前でハードルアーをしっかり見せてしまえば、食わせる事は非常に難しく、どうしてもルアーの移動スピードは早めていく必要があります。

そのため、そもそもスイッチの入っていないバスを相手にしても、ルアーがバスの前に現れ、去っていくまでの時間が短すぎて『見つける、スイッチが入る、追う、食う』のプロセスを経る時間を確保できないのです。

そのため、ハードルアーの釣りでは、そもそもスイッチの入っている魚が溜まるであろうポイントを選び出し、既に餌を追っているバスの目の前にルアーを通すことが重要です。

以下の捕食パターンのうち、発見から捕食までのプロセスが少ない②③のパターンを狙う。

①見つける→スイッチが入る→追う→食う

②見つける→追う→食う

③見つける→食う

釣りを始めたての方であれば、最初はアングラーズ等でチェックたしポイントに通うのが良いと思いますが、繰り返し足を運ぶ中で、連日ボイルが発生している場所を見つけ出し、魚の餌場へポイントを絞っていくことができれば、釣果を得られる確率は格段に上がります。

バスが多い場所ではなく、餌を追うバスが多いポイントを探し出しましょう!

(ボイル発生ポイントで釣り上げたスモールマウスバス)

✔️あとは実践あるのみ

いかがでしたでしょうか。今回は相模川でもハードルアーで釣果を上げるコツを、私の知る限りになりますが書かせて頂きました。

あくまで私の経験の範囲からの抜粋ではありますが、それでもハードルアーでしっかり釣果を出すには必要十分な情報が出せたと思います。

後は根気強く通うだけ、ハードルアーバスを目指してlet’s go 相模川!

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