人もルアーも動く釣り

近年、関東を中心とする都市部では年々魚が釣れにくくなり、もう入門者を存分に楽しませる事ができるポテンシャルを備えた釣り場は随分少なくなりました。

主流となる釣果主義のフィネススタイル

そんな厳しい環境に争うべく、特にルアーフィッシングの現場ではあらゆる魚種において魚を釣ることに徹底して重きを置く釣果主義のフィネススタイルが数多く生まれ、〇〇フィネスといった形で近年急速に広まっています。

年々人々が使うルアーは小さくなり、静かになり、動かなくなっていく。『〇〇フィネス』といった言葉があらゆるカテゴリーから登場し、ルアーフィッシングはどんどん餌釣り化の方向へ変化してきています。

こういったフィネススタイルの釣りは、釣果を伸ばすには高い効果を発揮するものの、フィネススタイル従事者の中には『否フィネス的な強い釣りでは魚が釣れないのではないか?』という認識が広がり、本来自分が一番好きだったフィッシングスタイルをあきらめ、現代流のフィネスフィッシングに従事している人も増えているのでは無いか?

僕の目にはそう映るのです。

確かに、より小さく動きの少ないルアーは、大きく派手なルアー釣果に結びつきやすいというのは、僕自身も長い釣りの経験の中で自覚しています。

しかし、多くの釣り人が『釣れない』と諦め心の中にしまい込んでいるそのカッコイイ釣りは、実は多くの人が考えているよりもしっかりと魚を釣ることができるのです。

かく言う僕自身も、『かっこいいルアーは釣れない』と、餌釣り、ワームの釣り、釣果主義の釣りをひたすらに極めようと努力を重ねてきました過去があります。

昔よく見たかっこいいルアーフィッシングは、現代でも意外と釣れる

そんな釣果主義の釣りにある時期から疑問を持つ様になり、意外とやってみたら釣れるんじゃないか?と、ボーズを覚悟で過去に『釣れない』と置き去りにしてきたルアー達を3年間ひたすらに投げ続けて見たところ、

相模川、津久井湖、相模湖、東京湾、相模湾etc、、こんな釣れなさそうな神奈川のオカッパリでも、


結構釣れる!😳

これは非常に大きな発見でした。

この試行覚悟の軌跡は僕のYouTubeを見て頂ければと思いますが、とにかく、僕らが『釣れない』と疑っている強気な釣りは、実はやり方次第でそこそこ魚が釣れるし、絶対に無理と思っていたふざけたルアーにも、まぐれ的な釣果が結構出るのです。そして、

『ワームの5分の1でもある程度魚が釣れるなら、俺はこっちの釣りを選ぶな』

そう思いました。

1匹でも多く釣る必要のある競技者や、繊細なアプローチが極めて好きなタイプの方は別としても、『そんな釣りでもそこそこ釣果が出るとするなら、自分もそっちが良い』という人も結構いるのではないかと思います。

動きのある釣りをしよう

そんなわけで、僕は様々な意味においてフィネス方向へ向かっている現代において、常に強気で動きのある釣りにロマンを感じ、様々なターゲットを相手に日々探求しています。

バス釣りはワームだけじゃない、シーバスはドリフトだけじゃない。近年でも変わらず元気なナマズの様に、バフバフとハードルアーを食ってくれる個体は確実に存在します。

釣果は確実に落ちる。しかし『〇〇で釣ってみたい』と思った瞬間から苦労のストーリは始まり、ターゲットについて学ぶ事も、釣具屋にルアーを買いに行くことも、全ては掲げた目標に近づくための布石となり、求める一匹をキャッチした時の感動は大きくなります。

フィネスマスターに圧倒的な釣果を見せつけられ、それを羨む事は多々ありますが、いつか自分の釣りがフィネスフィッシングと渡り合える日が来るかもしれない。

そんな事を妄想しながら、日々試行錯誤しています。

そして、僕のそんな戦いを見て、誰かが『釣れなさそう』とボックスに眠っていたルアーの可能性をもう一度信じることができたのなら、僕の活動は大成功になるわけです。