デカイ魚にはデカイ餌が良い?答えとその根拠
2022/12/23
でかい魚だけを狙って、巨大な餌を好んで使う釣り人がいます。この作戦には、『小さな魚を避けやすくなる』と言う効果は確実にあるのですが、そもそも
大きな魚釣れやすくなるのか?
という部分に関しては、実際どうなのでしょう?
この議論には、ネット上でも様々な意見を見つける事ができますが、私としては、この問いに明確な答えを持っています。
大きな魚は、大きな餌を好みます。
大きい餌を使えば、大きい魚の食いは確実に良くなります。
でかい魚はでかい餌が好き。
魚に限らず、基本的に動物の暮らしというのはカロリーの奪い合いです。命をつなぐために、日々カロリーを探し回る。
カロリーの獲得はどの生物にとっても変わらず重要になるわけですが、今回ポイントとなるのは、
特定のカロリーがどれほどの価値を持つかは、その個体のサイズによって異なるという点です。
小さなアオイソメ一匹で一週間動ける魚もいれば、アオイソメ一匹ではおやつにすらならない超巨大魚もいる。同じ餌の量でも、捕食者のサイズによってその価値は変動します。
つまり、
大きな魚を動かすには、大きな報酬がいる。
ということになります。
例え魚が餌を発見したとしても、行動する事で期待される価値が小さければ、狩りを失敗するリスクや、隠れ家から飛び出すことで天敵に捕食されるリスクの方が勝ってしまう。
つまり、
行動を起こすほどの価値はない。と判断されてしまうわけです。
得られる報酬と、背負うリスクの比較。
これは人間でも同じ、子供は百円の報酬のために比較的動く事ができますが、多くの大人は違います。これと全く同じで、
大きな魚を動かすには、大きな報酬を用意すべきなのです。
だから、私は大きい魚を狙う際は、かなりののジャンボサイズの餌を使う事が多です。
もちろん、あくまで傾向の話になるので、全てのシーンで当てはまるわけではありませんが、今回の話を知っておくだけでも、釣り場でのヒントになることは多いのでは無いでしょうか。
ちなみに、先週釣り上げた32センチのこのムラソイも、普通では考えられ無い程に大きな餌で。
釣行時に使用している仕掛けや釣り方に関しては、当サイト内にある『魚種別釣れる構造』に記載しています。一読するだけで後の釣果にかなりの違いが出てくると思いますので、興味のある方は目を通していただければと思います。
魚種別釣れる構造→https://kishitsuri.com/1515-2/